1月29日、株式会社JUN 建設コーヒー事業部ノアコーヒー(所在地:霧島市隼人町)と鹿児島大学農学部との共同研究による「鹿児島県産コーヒー」の新商品発表会がホテル京セラ(鹿児島県霧島市)において行われました。

 

この新商品は、株式会社JUN 建設コーヒー事業部ノアコーヒーが沖永良部島の自社農園で栽培したコーヒー果実を丸ごと焙煎する技法を開発し、同社ノアコーヒーの東さつき代表から依頼を受けた農学部の加治屋勝子講師が、コーヒー果実の機能性分析に関する同社との共同研究を通じて高い機能性成分が含まれていることを見出し、このほど鹿児島県産100%国産のコーヒーとして開発されたもの。

 

加治屋講師は、昨年桜島大根に血管改善作用をもたらす成分トリゴネリンが多量に含まれていることを突き止め、その研究結果がアメリカ化学会ACS から世界に向け発信され世界的に大きく注目されましたが、今回鹿児島県産コーヒーに含まれるポリフェノール類(市販品の1.3倍程度)や、果実丸ごと豆を焙煎する独自製法によるコーヒー(抽出液)に含まれるトリゴネリン量(通常焙煎の4倍~40倍程度)の機能性分析の成果によって、トリゴネリンを多く残存させたコーヒーの誕生につなげました。

 

鹿児島県産100%国産のコーヒーは、新たな味と香りを有するコーヒーの商品展開によって地域産業の活性化に資するほか、超高齢社会下の健康長寿阻害要因となる血管関連疾患予防による健康長寿社会の実現につながると期待されます。

 

参考資料 (104KB)(コーヒー豆の加工工程、コーヒー(抽出液)に含まれるトリゴネリン量)

 

 研究成果を説明する加治屋講師         新商品を手にする東代表(中央)と加治屋講師

 


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