「鹿児島大学サポーター制度」は,地域移住者(外部者)の視点から,地域に潜在するマイクロニーズを収集する体制として,2020 年 11 月に創設された制度である。本制度では,市町村から推薦があった地域おこし協力隊員※に「鹿児島大学サポーター」を委嘱し,地域おこし協力隊員の目から見た地域課題の収集を行い,地域課題の解決や地域の活性化に寄与することをめざしている。

 

第4回鹿児島大学サポーター会議は,2024 年 6 月 5 日に開催した。ここでは,新たに加わった 1 名の委嘱式並びに本学の研究者による地域課題解決の取組み事例報告,サポーターの地域振興に関する活動報告や意見交換,地域の課題についての共有やその解決方法について活発な討議が行われた。

※)総務省「地域おこし協力隊推進要綱」では,地域おこし協力隊員は,「地方自治体の委嘱を受け,地域で生活し,農林漁業の応援,水源保全・監視活動,住民の生活支援などの各種地域協力活動に従事する者」とされており,地方自治体は,「事業実施にあたっては,全国的な地域づくり推進組織,NPO 法人や大学等と連携することが望ましい」とされている。