6.鹿児島大学 タウンミーティング
課題解決へのアイデアの作り方
「鹿児島大学タウンミーティング」は,大学教員と住民または地域住民同士がお互いに膝を交えて対話をすることで,互いに地域の持つ様々な課題を理解し,自ら課題解決へのアイデアや新たな連携を生み出すとともに,本学としても地域住民視点での潜在的地域課題「マイクロニーズ」の探索機会とすることで,大学の知を活用した地域イノベーションのきっかけづくりとすることを目的とした事業である。 | ||
![]() |
![]() |
![]() |
2024 年度は,2023 年度に締結した「与論町と清水建設株式会社及び国立大学法人鹿児島大学との地域課題の解決や新たな価値の創出に資する人財育成及び事業創出に関する連携協定」の活動の一環として,与論町海洋教育推進協議会と共催で開催した。 【開催日】2024 年11 月28 日(木)17:30-18:30 【場所】与論町役場1F 多目的ホール 【参加者】与論町内の小中高等学校教諭,与論町教育委員会職員20 名 【概要】当日は,本センターの藤枝センター長をファシリテーターとして「授業につながるゆんぬ学のための研修会」と題し,“ アイディアの作り方” の小講義の後,“「ゆんぬ」・「ゆんぬ学」での探究活動をより面白くするためには” というテーマで,ワールドカフェ方式のワークショップを行った。 与論町は「島だちの教育」を理念として掲げ,「島発ち」「島建ち」「島立ち」の3 点を包含するものとして大切にしており,その理念は,島を出発するまでに島を知り,基礎的な知識・技能を身に付けること,島を建設・創造するための課題発見力や問題解決力を育み,どこの地でも自立できるための学びに向かう力・人間性を身に付けることをめざすものである。「ゆんぬ(与論)学」は小学3年から中学3年まで,また高校の総合的な探究の時間「ゆんぬ」と合わせて10 年間の学びを小中学校,町教育委員会,県立高等学校が連携して継続,発展させている。 小講義では,課題発見や問題解決に必要なアイデアを生み出す方法として,「既知のものの組み合わせ」や自分の「やりたいこと(行動)」「好きなもの(価値)」「興味のあるもの(学び)」をアイデアの源泉とし,「面白いと思う物事を掛け算する」など,実践的なアイデアの発想法が紹介された。その後参加者は,頭を抱えたり,面白いアイディアに笑ったり,実際に体験しながら「アイディア」を出す過程を体験した。 |