大学発スタートアップ創出プラットフォーム『PARKS』
「PARKS(Platform for All Regions of Kyushu & Okinawa for Startupecosystem/パークス)」は,2022 年度,国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)による「大学・エコシステム推進型 スタートアップ・エコシステム形成支援」の採択を受け,オール九州・沖縄一体でアジアとつながるスタートアップ・エコシステムを創出することをめざし,九州・沖縄の15大学と株式会社FFG ベンチャービジネスパートナーズ(FVP)によって設立されたプラットフォームです。鹿児島大学も参画しています。
2023年度からは3 大学が,2024 年度からは九大OIP 株式会社が加わり,全20機関で九州・沖縄圏のスタートアップ・エコシステムの創出に向けて活動しています。
【2024 年度構成機関】
■主幹機関:九州大学,九州工業大学
■共同機関:長崎大学,北九州市立大学,佐賀大学,熊本大学,大分大学,宮崎大学,鹿児島大学,琉球大学,九州産業大学,久留米大学,第一薬科大学,福岡大学,福岡工業大学,山口大学,立命館アジア太平洋大学(APU),沖縄科学技術大学院大学(OIST),株式会社FFG ベンチャービジネスパートナーズ(FVP) ,九大OIP 株式会社
PARKSは、アジアへの窓口である九州・沖縄という地域にあるべき、かつ顧客志向で業界改変を実現可能なベンチャーを持続的に創出していくことを目的とし設立されたプラットフォームです。スタートアップ・エコシステム拠点都市に選定されている福岡市、北九州市をモデル都市に、さらに九州・大学発ベンチャー振興会議との密な連携のもと、アントレプレナーシップ教育から起業支援までを一気通貫で実施し、2026年度末までに、独自のVCやPoCファンドの運用を行うPARKSインターユニバーシティ設立を目指し活動していきます。
PARKSは以下の4つを柱にスタートアップ・エコシステムの創出を進めます。
(1)起業活動支援プログラムの運営
・スタートアップ創出に資する技術シーズの発掘から、起業家とのマッチングによる創業までをシームレスにつなげるための4ステップの起業活動支援プログラムを提供します。
・各大学から継続的に、スタートアップ創出を実現するための支援人材の教育・整備を進めます。
(2)アントレプレナーシップ人材育成プログラムの開発・運営等
・アントレプレナーシップ教員の育成を目的に、先進的な国内・国外の組織と連携してFDの実施や、PARKSアントレ教員ネットワークを構築しFDの内容を踏まえたアントレ教育の研究を行い、参加大学においてアントレ教育を実施できる教員を育成します。
・学生のアントレプレナーシップ教育として、アーカイブシステムを利用した動機付け・意識醸成を行う教育・オンライン演習を実施し、コンピテンシーの形成を目的とした教育、各大学の特色を活かしたPBL等を通じた社会実装教育を実施します。
(3)起業環境の整備
・本プラットフォーム内で①各大学の取組をつなぐPARKSアーカイブシステムの運用、②起業環境諸ルールのフォーマット化、③各拠点の起業環境をICTツールによるネットワーク化によりオール九州・沖縄一体でスタートアップ・エコシステムを創出するための環境を整備していきます。
(4)拠点都市のエコシステムの形成・発展
・福岡市・北九州市の両スタートアップ・エコシステム拠点都市をモデル都市として、PARKS全体にスキル・ノウハウを展開します。
・アジアのVCとも連携し、アジア展開も見据えた起業支援を実施していきます。