第10回食と健康に関するシンポジウム「食と健康で創る!鹿児島の新たな成長産業」を開催しました

鹿児島大学では、2月1日、鹿児島県工業倶楽部と共同で「第10回食と健康に関するシンポジウム」を開催しました。本年度のテーマは「食と健康で創る!鹿児島の新たな成長産業」、鹿児島県工業倶楽部の創立30周年記念事業の一環として城山ホテル鹿児島で行われ、企業関係者や一般市民など約160名が参加しました。

主催者を代表しての佐野輝学長と鹿児島県工業倶楽部の岩元正孝会長の挨拶の後、塩田鹿児島県知事による基調講演が行われました。塩田知事は農業生産額全国2位を誇りながら、農家所得が最下位である鹿児島県の現状から、生産物の付加価値を上げ、生産性を向上する必要性を強調。本学の研究成果がブームを呼んだ桜島大根の例や、AI、ICT技術の活用によるスマート農業の推進等を支援する県の取り組み等を紹介しました。

続いて、本学医歯学総合研究科の堀内正久教授が効果的な食べ合わせ「食材連携」について講演、鹿児島の食産業と働く女性を支援する方策として「高校給食」を提案しました。

筑波大学生命環境系の礒田博子教授の講演はオンラインで行われ、構築する食資源の機能性評価システムによる国内外との共同研究、鹿児島のムラサキイモの抗老化機能の実験成果などが披露されました。

参加者は事前申し込みのみで収容人員の半数以下で受付を終了、検温、消毒等万全の新型コロナ感染症対策を行い、シンポジウムは盛会裏に終了しました。

ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

講演者と演題一覧

鹿児島の豊かな地域資源を活かした未来への挑戦!
鹿児島県知事 塩田康一氏

・「未来志向の給食システムの提案」~食材連携で鹿児島の健康を創る
鹿児島大学医歯学総合研究科教授 産業医 堀内正久氏

・食資源の高度利用で新産業育成を図る
筑波大学政経環境系教授 地中海・北アフリカ研究センター副センター長 礒田博子氏

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