「徳之島産闘牛の生産状況と肉質分析による新たな地域資源の創出」セミナーを開催

3月1日、徳之島町生涯学習センターで、「徳之島産闘牛の生産状況と肉質分析による新たな地域資源の創出セミナー(産学・地域共創センター主催)を開催しました。

本セミナーは、徳之島における闘牛文化や歴史を踏まえた上で、ケガや加齢で役目を終えた闘牛の食用肉としての高付加価値化を目指すものです。

闘牛肉は筋肉質で脂肪が少なく固くて不味いといった先入観から、食用とし扱われていません。しかし大塚教授(本学農学部)の分析によると、熟成を行うことで旨味や甘味に関するアミノ酸が増加することや、肉質が柔らかくなることがわかりました。さらに今回分析した検体では、抗疲労成分であるカルノシンが通常の牛肉より多く含まれていることも判明しました。

セミナーには闘牛飼養者や行政関係者など約30名が参加し、講演後には意見交換会も行われました。

<講演>

「闘牛の飼育状況、流通状況と闘牛文化継承の課題」
(徳之島地区消防組合消防本部 警防課長補佐 上木 浩仁)

「闘牛の歴史と地域文化資源としての視点」
(徳之島町地域営業課 課長補佐 遠藤 智)

「闘牛肉の食肉としての高付加価値について」
(鹿児島大学農学部農業生産科学科畜産科学 教授 大塚 彰)

大塚教授(農学部)による講演

意見交換会

 

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