「研究をより価値のあるものにするために」(理工学研究科MOTプログラム「技術経営と社会連携」)(2024年10月19日)
□科目名 :大学院理工学研究科MOTプログラム「技術経営と社会連携」
□開講日時:2024年10月19日(土)3,4限(12:50〜16:30)
□受講者数:1名(1名)
□教室 :産学交流プラザ2階 「TegeLab(てげらぼ)」
□教員 :中武貞文准教授(南九州・南西諸島域イノベーションセンター)、谷川徹客員教授(南九州・南西諸島域イノベーションセンター)
2024年度のMOTプログラム「技術経営と社会連携」の受講者は1名でのスタートとなったが、谷川徹客員教授による講義「研究をより価値のあるものにするために」では、研究成果の事業化検討にあたっての留意点、特に経済社会(市場)の大きな変化と現状についての説明が行われた。シーズからビジネスアイデア、ビジネスモデル、仮説検証、ビジネスプランと実行、顧客と市場確保という事業化の流れを確認した上で、これらの前提にある「社会ニーズ」を捉えることの重要性を ①インターネット(情報通信革命)の進展 ②デジタル革命、特に生成系AIの進展 ③SDGs対応のビジネス標準化 ④BOP(開発途上国)市場の興隆 という切り口で解説が行われた。講義の後半は、課題を捕まえる手法としての「デザイン思考」を取り上げ、受講者の研究内容を題材とした事業化ディスカッションを行った。授業が終了してもキャリアの選択や変更、海外で学ぶことと話が続き、講師、受講生とも充実した土曜日の午後となった。