与論島にて鹿児島大学水産学部附属練習船「かごしま丸」が小学生船内ツアー,一般公開,高校生進路相談会を開催
2025年6月14日(土)〜16日(月)、鹿児島大学水産学部附属練習船「かごしま丸」が東シナ海での海洋観測航海の途中、与論島茶花港に寄港し、小学生船内ツアー,一般公開,高校生進路相談会等のイベントを実施しました。
6月14日午前中は、与論町立那間小学校から12名の児童が海洋教育の一環として来船し、船内を見学。また午後の一般公開では、小学生や未就学児から保護者、ご年配の方々、さらに町長・副町長・教育長など、島内から149名が来船し、乗船学生の案内の下、操縦室や観測機器、生活スペースなどの見学を実施しました。
参加した小学1年生からは「船の中で1週間もすごすなんてすごいなぁと思った」、また中学2年生からは「潮の流れを調査するのに使う機械を海の中に2年も放置したり、海水を汲む装置がとても高価だったり、船の上で魚を取ったりしたのがとても印象に残りました。長い期間遠くへ航海し外国などに行ったりするのがとても楽しそうでびっくりしました。」という感想をいただきました。さらに家族で参加された保護者からは「大学生のお兄さんに優しく案内してもらい、普段は見られない船の中をじっくり見学できて、子どもはもちろん大人も一緒にワクワクしました」との声もあり、親子で一緒に学び、楽しむ時間となりました。
さらに翌15日には、高校生を対象に、鹿児島大学水産学部の教員による特別進路相談会を開催しました。4名の高校3年生が参加し、進学や将来の学びについて真剣に向き合う姿が見られました。
今回の一般公開は、与論町が実施する海洋教育(人財育成事業)に協力する南九州・南西諸島域イノベーションセンターが与論町海洋教育推進協議会と合同で企画したもので、島内の小中高生には「身近な海を学ぶ」きっかけ作りだけでなく、大学生との触れ合いから自らの近未来を感える機会や海で働くという職業観を育む第一歩となることをめざして実施されたものです。
ゆんぬ学(与論町海洋教育推進協議会):世界を旅する船が与論にやってくる!かごしま丸 探検ツアー&大学進学を考える進路相談会