〇鹿児島大学の地域連携の取組

 2006年12月の教育基本法の改正により、「教育」「研究」に次ぐ大学の第3の使命として、学術の中心として高い教養や専門的能力を培うとともに、新たな知見を創造し、その成果をひろく社会に提供して「地域社会への貢献」を行うことが明文化されました。
 鹿児島大学では、地域の中核大学として「地域社会への貢献」を行うために、住民、行政、企業など様々な主体との連携を構築し、課題・ニーズを的確に把握して、研究シーズの活用や学生の参画を得ながら解決に努めています。
 本学が行う地域連携活動は、行政の審議会等への協力、プロジェクトへのアドバイスなどはもとより、広範多岐にわたっています。
 南九州・南西諸島域イノベーションセンターでは、地域課題の解決に向けた本学の「ワンストップ窓口」として、産学官連携や協働研究、学術コンサルタントなどの相談をお受けします。

 

〇ニュース(what’s new)

本学の学生が企画提案した「鹿児島市交通局×鹿児島大学コラボトートバッグ」が発売開始(2025.4.1)

・2024年度活動報告書を作成しました。(2025.3.28)

 

〇地域連携活動:[地域課題の発掘・収集]

 当センターでは,以下の6つのツール(制度)を用いて,地域に眠る潜在的課題「マイクロニーズ※」の発掘・収集活動を行っている。
①自治体訪問:自治体の視点から見た地域課題の収集
②地域ヒアリング:本センターの産学地域連携コーディネーターの視点で地域課題を発掘
③ラウンドテーブル:研究者と関係者の討議の中からマイクロニーズを発掘
④認定コーディネーター制度:金融機関の認定コーディネーターから企業ニーズを収集
⑤鹿児島大学サポーター制度:地域おこし協力隊員を中心とした地域移住者(外部者)の視点で地域課題を発掘
⑥タウンミーティング:住民・生活の視点からのマイクロニーズを発掘

※)マイクロニーズ:これまで地域の人々にとって自然・当然な事象であり,課題として認識されていなかったが,地域外の観察者により明確に課題として認識され,かつその解決過程においてイノベーションが期待される潜在的課題 。

 

 

 

 

 

鹿児島大学奄美拠点に地域連携コーディネーターを配置
市電グッズ【鹿児島大学 × 鹿児島市交通局コラボ・トートバッグ】の商品化
・「地域課題の解決や新たな価値創出に資する人材育成及び事業創出」に関する連携協定の取組