イノベーションジャパン2020に本学から4人の先生の研究を出展します

イノベーションジャパン大学見本市は、全国の大学等の技術シーズを一堂に集め企業へ紹介し、産学連携の推進、技術移転のきっかけとなる場を提供することにより、産業活動の活性化を目指す国内最大規模の産学連携マッチングイベントです。今年は9月28日(月)~11月30日(月)にかけてオンラインで開催されます。
本学からは、以下の4つの研究を出展します。
- 医薬品開発を指向した量子化学プログラム「PAICS」の開発
- 光で動く炭素フィルム
- 磁場制御による高機能性物質材料の合成・育成と分解・分離制御及びリサイクル技術
- 5Gワイヤレス端末に活用できる銅ボール実装技術
(ライフサイエンス)
1.医薬品開発を指向した量子化学プログラム「PAICS」の開発
理工学研究科 工学専攻 石川 岳志 教授
量子化学プログラム「PAICS」は、フラグメント分子軌道法という計算手法を採用することで、タンパク質などの生体分子における様々な相互作用を、量子化学に基づいて精密に評価することを可能にします。
https://ij2020online.jst.go.jp/exhibitor/un20200123.html?fi=jst04
(マテリアルリサイクル)
2.光で動く炭素フィルム
理工学研究科 電気電子工学専攻 青野 祐美 教授
光エネルギーをダイレクトに力学的エネルギーに変換する炭素フィルムです。極薄のポリマーフィルム、紙(ナノペーパー)、金属箔などにスパッタ法を用いてコーティングしたものに、可視光を当てると動きます。
https://ij2020online.jst.go.jp/exhibitor/un20200124.html?fi=jst07
(マテリアルリサイクル)
3.磁場制御による高機能性物質材料の合成・育成と分解・分離制御及びリサイクル技術
理工学研究科 理学専攻 小山 佳一 教授
地磁気の5万倍超の磁場を使った、磁性材料の合成・分解・分離、組織制御研究から、優れた磁石特性の創出や磁石合成プロセスの効率化方法、希土類磁石の新規分離リサイクル方法を発明しました。
https://ij2020online.jst.go.jp/exhibitor/un20200125.html?fi=jst07
(情報通信)
4.Beyond 5Gワイヤレス端末に活用できる銅ボール実装技術
工学部 先進工学科 吉田 賢史 助教
Beyond 5Gワイヤレス端末に活用できる3次元実装技術として、多層基板を銅ボールで複数枚積層する構造にすることで、物理的な構造支持のみではなく、高さ方向にもミリ波信号を伝送可能な方法を提案します。
https://ij2020online.jst.go.jp/exhibitor/un20200122.html?fi=jst02