南九州・南西諸島域イノベーションセンター/多機能実証ラボ/プロジェクト実験室にアルバック九州(株)社製「真空乾燥装置VDF-010」が導入されました。

写真1 左:真空乾燥装置VDF-010全景  写真2 右:処理室

この真空乾燥装置は,多段階圧力制御による減圧環境下で真空乾燥処理を行うことができ,蒸発,昇華,予冷,含浸のプロセスを有しています。特に多孔質の乾燥食品を製造することができる蒸発プロセスでは,従来の熱風乾燥装置とは違い,食品の硬化・萎縮が起こらず,これまでにないサクサクとした食感の食品を作ることができます。また減圧環境下の低温での乾燥工程のため,食品の酸化や栄養成分の損失を防ぐこともできます。(例えば酸っぱい味をしっかりと残したままの乾燥ミカンを作ることができます。)

写真3 真空乾燥装置VDF-010で製造されたトマト(左上),ミカン(中央),バナナ(上)

またプロジェクト実験室には,大型冷凍冷蔵庫,真空包装機,調理台,シンク,粉砕機なども設置されています。

今後,県内食材の様々な加工・実験に挑戦していきます。

学内研究者で本施設を利用されたい方は以下に申し込み用紙がありますのでご利用ください。

産学交流プラザ/多機能実証ラボ利用手続き

また学外者の方で共同研究などで利用されたい方は,南九州・南西諸島域イノベーションセンターまでご連絡ください。

 

 

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