もの忘れのある高齢者の「できる」能力を活かしたリハビリテーション ーかごしまTechミーティングを開催しました
かごしまTechミーティングとは?
大学との産学連携や、大学が持つ先端技術を知る「きっかけづくり」のためのオープンな場を目指した事業です。2019年12月19日に鹿児島市のクリエイティブ産業創出のハブ拠点「mark MEIZAN(マークメイザン)」にて今年度6回目のかごしまTechミーティングを開催しました。産学・地域共創センターは、研究シーズや研究者情報の提供や交流の促進を担っており、今回は藤枝繁特任教授がファシリテーターを務めました。
少人数制産学マッチングイベント「かごしまTechミーティング」(鹿児島市HP)
今回のテーマ
医学部保健学科作業療法学専攻基礎作業療法学講座教授の田平隆行教授による「もの忘れのある高齢者の「できる」能力を活かしたリハビリテーション~今までの生活習慣を活かした福祉用具の開発~」がテーマでした。
鹿児島県南さつま市ご出身の田平先生の「元気なおじいさん」のエピソードに始まり、認知機能の低下がどの生活行為から障害されるのか、どの機能が残るのか、そして、その障害の特性や残る機能からどのような商品・サービスの可能性があるかを解説頂きました。
企業人としての立場での参加者が多かった会場ですが、一生活者としての質問もあり、今回のテーマがビジネスの範疇を越え、社会全体の大きな関心事であると感じさせる回となりました。
事業者(産)、研究者(学)ともに次に繋がることを願うと同時に、産学・地域共創センターでは、地域に産学の出会いの場を創り、新たな価値創出を進めます。
次回予告
鹿児島大学水産学部附属練習船『南星丸』に出来ること
~ 使い方はあなた次第!! 船で学んでよし、調べてよし、試してよし ~
ゲストスピーカー
幅野 明正 氏(国立大学法人鹿児島大学 水産学部 附属練習船 南星丸 /船長・准教授)