第11回食と健康に関するシンポジウム「鹿児島発!新技術で支える『健康と食』」を開催しました

鹿児島大学産学・地域共創センターでは、11月19日、鹿児島県工業倶楽部と共同で「第11回食と健康に関するシンポジウム」を開催しました。本年度のテーマは「鹿児島発!新技術で支える『健康と食』」。ハイブリッド形式で実施し、会場の稲盛会館には満席の100名、またオンラインでは145名の、企業関係者や一般市民、教職員などが参加しました。

主催者を代表しての佐野輝学長と鹿児島県工業倶楽部の岩元正孝会長の挨拶の後、5名の研究者・企業関係者による講演が行われました。1つ目のテーマは「新型コロナを克服するワクチン・治療薬の開発」株式会社新日本科学の永田良一代表取締役会長兼社長が、コロナに打ち勝つ心構えと医薬品開発のプロセスとして同社の経鼻投薬技術などを紹介、本学ヒトレトロウイルス学共同研究センターの池田正徳教授がワクチン・治療薬の開発状況と本学のレプリコンを用いたウイルス研究などの取り組みを講演しました。

2つ目のテーマは「畜産を持続可能な成長ビジネスにする技術革新」株式会社Eco-Porkの神林隆代表取締役より、ICT・IoTで養豚経営をDX化する取り組みについて、マトヤ技研工業株式会社の益留福一代表取締役会長より、食肉加工の生産性向上に寄与する同社の開発製品群について、本学農学部の後藤貴文教授より、放牧で美味しく健康的な黒毛和牛を育てる生産システムの革新について発表しました。

最後に、本学の髙橋省吾産学・地域共創センター長による司会進行のもと、講演者全員によるパネルディスカッションが行われ、活発な討論が行われました。会場からも多くの質問・意見が寄せられ、参加者を交えての有意義なディスカッションとなりました。

永田会長による講演

池田教授による講演

神林代表取締役による講演

益留代表取締役会長による講演

後藤教授による講演

パネルディスカッションの様子

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