知名町で南九州・南西諸島域ラウンドテーブルを実施

「スマート農業導入による地域活性化」について産学官連携の取組みを探ると題し、知名町で南九州・南西諸島域ラウンドテーブルを実施しました。

【主催】南九州・南西諸島域イノベーションセンター

【開催日】2023年8月31日(木)~9月1日(金)

【会場】知名町役場

【参加者】知名町役場,鹿児島県大島支庁沖永良部事務所,Rin管理システム,6名

【概要】知名町では基幹作物であるサトウキビ、バレイショについて、作業効率や収穫量の向上を目指して、ドローンの活用や生ごみ液肥の利用などの取り組みを計画しております。これらの取り組みが十分な成果を得られるよう、鹿児島大学農学部の支援を求める相談を知名町役場よりいただきました。

そこで,地元関係者と本学研究者が直接意見交換し,共同研究の可能性を探ることを目的としてラウンドテーブルを開催しました。今回は,専門家として農学部 農業生産科学科/志水勝好教授および農林環境科学科/神田英司准教授を招聘しました。会議はサトウキビおよびバレイショの栽培圃場の視察を挟んで2日間開催され,知名町における農業の現状,課題、対策について活発な意見交換が行われました。その結果,当面は①サトウキビ栽培においてドローンによる栽培観察とそのデーター解析(サポート:神田准教授)、②バレイショ栽培について生ごみ液肥の肥料効果確認(サポート:志水教授)の2テーマに絞った取り組みが必要であると確認しました。今後はこれらのテーマについて,知名町と本学との共同研究実施の実用性も含め、さらなる調整をすることになりました。

 

【南九州・南西諸島域ラウンドテーブルとは】

当センターでは地域の課題解決に向けヒヤリングや調査を実施し、研究シーズとマッチングを行っております。しかしその中には、学内の研究シーズにはない新たな技術が必要な課題も存在します。本ラウンドテーブルは、このような地域課題に対して、関係者一同で情報を共有し、有効な対処法と実践に向け、あらゆる視点から議論する場として設けられたものです。

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