本学では,大学における研究成果による新事業およびイノベーションの創出を推進するため,事業化に向けた支援の円滑かつ適正な支援を行っている。このうち,「事業化支援プロジェクト」では,本学教職員を対象に事業化が見込まれる又は期待できる学内の研究シーズや研究活動に対して産学交流プラザ棟等のプロジェクトルームの貸出,および事業化に向けた相談・助言支援を行い,利用期間は2年としている。現在,本センターが管理するインキュベーション施設は,産学交流プラザ棟(図6−1)内に実験室7 室・研究室7 室,医歯学総合研究科に研究室1 室,鹿児島市クリエイティブ産業創出拠点施設「mark MEIZAN」にシェアオフィス5 区画を有する。2023 年4月1日現在の入居者リストを表6-1 に示す。

表6-1 ベンチャービジネスラボラトリー入居者リスト(2023 年4月1日現在)

部屋名 使用者(代表者名) 分類
共同研究室1 株式会社スディックスバイオテック 認定ベンチャー
共同研究室2 株式会社スディックスバイオテック 認定ベンチャー
共同研究室3
共同研究室4 株式会社TriGo 認定ベンチャー
共同研究室5 株式会社食品安全推進センター 認定ベンチャー
共同研究室6 クルーシャル・クーリング・パフォーマンス株式会社 認定ベンチャー
共同研究室7 NPO法人こどものけんちくがっこう 認定ベンチャー
共同実験室1A 医歯学総合研究科共同研究講座(乾 明夫 特任教授) 事業化支援プロジェクト
共同実験室1B 理工学研究科 増留麻紀子 助教 事業化支援プロジェクト
共同実験室2A
共同実験室2B 株式会社BMT 認定ベンチャー
共同実験室3 理工学研究科共同研究講座(隅田泰生 特任教授) 事業化支援プロジェクト
共同実験室4 株式会社キュア薬品 認定ベンチャー
共同実験室5 株式会社スディックスバイオテック 認定ベンチャー
mark Meizan 株式会社FineMetrics 認定ベンチャー

研究プロジェクト(令和三年度)

  • IoT技術による離島におけるスマート農業のスタートアップおよび加速化
    研究代表者 :熊澤典良(理工学研究科(工学系) 機械工学プログラム 准教授)
  • 糖鎖ナノバイオテクノロジーに基づく検査診断・治療法の開発
    研究代表者 :隅田泰生(理工学研究科(工学系) 化学生命工学プログラム 教授)
  • 食と健康プロジェクト
    研究代表者 :乾 明夫(医歯学総合研究科 漢方薬理学共同研究講座 特任教授)
  • 産学協同で取り組む「こどものけんちくがっこう」
    研究代表者 :鷹野 敦(理工学研究科(工学系)  建築学プログラム 准教授)
  • 鹿児島発世界一技術 FGHP®を用いたカーボンニュートラル社会実現への貢献に関する研究開発
    研究代表者 :水田 敬(理工学研究科(工学系)化学工学プログラム 助教)
  • 油分含有排水の連続かつ簡単処理を可能とする、油水分離用コアレッサーの開発および実用化
    研究代表者 :二井 晋(理工学研究科(工学系)化学工学プログラム 教授)

研究プロジェクト(令和二年度)

  • IoT技術による離島におけるスマート農業のスタートアップおよび加速化
    研究代表者 :熊澤典良(理工学研究科(工学系) 機械工学プログラム 准教授)
  • 産学協同で取り組む「こどものけんちくがっこう」
    研究代表者 :鷹野 敦(理工学研究科(工学系)  建築学プログラム 准教授)
  • 食と健康プロジェクト
    研究代表者 :乾 明夫(医歯学総合研究科 漢方薬理学共同研究講座 特任教授)
  • 糖鎖ナノバイオテクノロジーに基づく検査診断・治療法の開発
    研究代表者 :隅田泰生(理工学研究科(工学系) 化学生命工学プログラム 教授)

研究プロジェクト(令和元年度)

研究プロジェクト(第四期(第7期、第8期):平成28年4月から)

  • ナノ粒子とシュガーチップを用いた検査診断法及び抗体製造法の開発
  • 水素放出特性変化に基づいた先進構造材料の余寿命診断技術の開発
  • スマートデバイス向けソフトウェアの開発とビシネスモデルの構築
  • 先端医療(遺伝子治療、再生医療)の独自技術開発と臨床応用と実用化を目指した研究
  • 小型風力発電システムの開発
  • バイオマスを総合活用したバイオリファイナリー技術の開発と地域創生モデルの形成

研究プロジェクト(第三期(第5期、第6期):平成24年4月から平成28年3月)

  • 先端医療(遺伝子治療、再生医療)実現のための独自バイオ技術と応用の研究(平成26年3月終了)
  • ナノ粒子とシュガーチップを用いた検査診断法及び抗体製造法の開発
  • 高性能冷却システムによる、電子機器の小型・高信頼・低消費エネルギー化技術の確立(平成25年3月終了)
  • 手持ち3次元スキャナの開発と商品化(平成24年9月終了)
  • 三次元屋内案内地図のためのデータ取得システムの研究開発と事業化、スマートフォンデジタルコンテンツ研究開発および事業化
  • 鹿児島県産の食材情報データベースの開発とビジネスモデルの構築
  • 水素放出特性変化に基づいた先進構造材料の余寿命診断技術の開発
  • 低損失超伝導電力機器の開発とその健全性診断技術に関する研究
  • スマートデバイス向けソフトウェアの開発とビジネスモデルの構築
  • 生体膜分子の力学的理解とナノバイオデバイス応用技術の開発
  • 小型風力発電システムの開発
  • バイオマスを総合活用したバイオリファイナリー技術の開発と地域創生モデルの形成

研究プロジェクト(第二期(第3期、第4期):平成20年4月から平成24年3月)

  • 結合制御型機能性ペプチドによる抗体の検出、精製技術研究(平成22年5月終了)
  • 検査用糖鎖固定化ナノ粒子の開発研究
  • ヒト適格抗体医薬開発ツールのためのファージライブラリの構築
  • ヒト・トロンボモジュリンを固定化した抗血栓性ステントの開発(平成21年5月終了)
  • フィロソフィーが企業人教育に及ぼす研究の、京セラとの共同プロジェクト(平成20年9月終了)
  • 微生物由来成分を用いた免疫異常改善機能性材料の開発研究(平成21年3月終了)
  • 音声認識エンジン搭載型WEB会議システムの開発とビジネスモデルの構築
  • 遺伝子治療と再生医学の独自バイオ技術開発と医療応用への研究
  • 手持ち3次元スキャナの開発
  • 高性能冷却システムによる、電子機器の小型・高信頼・低消費エネルギー化技術の確立

研究プロジェクト(第一期(第1期、第2期):平成16年4月から平成20年3月)

  • 骨及び軟骨修復機能を有するナノ構造制御高分子・セラミックス複合体の研究
  • シュガーチップの開発研究
  • 生理活性物質固定化ナノ構造制御バイオマテリアル
  • マイクロファウンドリーを用いた微視的界面制御による機能調和型次世代電子デバイス開発
  • ソーシャルサポート資源の開発と実用化に関する基礎的研究
  • e-learningを用いたビジネス教育プログラムの事業化と教育コンテンツ制作システムの開発
  • 結合制御型機能性ペプチドによる抗体の検出、精製技術研究
  • 食の安心、安全にかかる品質管理、安全管理の人材育成およびシステムプログラムの開発(平成17年度3月にて終了)

[研究プロジェクト]
エイズウイルス捕捉用の高分子ナノ粒子(B)と捕捉されたウイルス(Aの矢印)

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